2015年第4四半期の物流市況を発表
ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は2月16日、東京圏におけるロジスティクス市場の2015年第4四半期のまとめを発表した。これによると東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県の一部)の2015年第4四半期の賃料は、前期比0.4%減の4,182円。
このうち東京ベイエリア(東京都、神奈川県、千葉県の東京湾に近い物流エリア)は4,526円で、前期比と変わらず。東京内陸エリア(八王子、厚木、柏、川島など)は、前期比0.2%減の3,944円となった。

価格は前期比0.4%上昇、前年比13.9%の上昇となり、利回りは低下したものの、上昇ペースは前期より減速している。

今後の見通し
賃料動向を時計に見立てる「グローバル ロジスティクス クロック」では東京圏の賃料上昇率はピークを迎え、今後も上昇する見込み。2016年の新規供給は過去5年平均比160%となる見込みで、空室率は上昇すると思われる。しかし物流施設の需要は依然として高く、賃料は緩やかに上昇すると予測される。
価格も賃料上昇に伴って引き続き上昇するが、上昇ペースは低下する見通しだ。
なお今回のレポートは、2月8日に発表された「ジャパン プロパティ ダイジェスト(JPPD)2015 年第4四半期」から、東京圏の新型物流施設市況を抜粋し、追加情報とともにまとめたものである。
(画像はプレスリリースより)
http://www.joneslanglasalle.co.jp/Tokyo-Logistics-2015Q4