国土交通省は11月25日、2015年8月分の「不動産価格指数（住宅）及び不動産取引件数・面積（住宅）」を発表した。

これによると8月における全国の住宅総合指数は、前年同月比2.2％プラスの105.0だった。このうち住宅地は、0.2％マイナスの97.5。戸建住宅は0.2％プラスの99.6、マンションは6.4％プラスの121.5となっている。

土地や住宅価格指数が横ばい傾向であるのに比べ、マンション価格指数は2013年3月から30か月連続で上昇傾向を維持している。

東京都の住宅総合指数は、前年同月比7.9％プラスの112.1だった。このうち住宅地は9.8％プラスの111.9、戸建住宅は2.0％プラスの97.6、マンションは9.1％プラスの123.1となっている。

都市圏別でみると、南関東圏の住宅総合指数は前年同月比5.1％プラスの106.8。このうち住宅地は5.2％プラス103.7、戸建住宅は1.2％プラスの97.3、マンションは7.8％プラスの119.5だった。

名古屋圏の住宅総合指数は前年同月比1.5％プラスの100.3。このうち住宅地は2.4％プラスの96.1、戸建住宅は3.4％マイナスの95.3、マンションは14.8％プラスし、125.6となっている。

京阪神圏の住宅総合は前年同月比2.1％マイナスの102.8。このうち住宅地は3.2％マイナスの96.9、戸建住宅は5.1％マイナスの95.7。一方、マンションは2.1％プラスの119.7となっている。

なお、「不動産価格指数」とは、毎月の不動産価格を2010年の平均価格を100とする指数にしてまとめたものである。

（画像は、報道発表資料より）

国土交通省の報道発表資料
http://www.mlit.go.jp/common/001110931.pdf