東京カンテイは5月28日、「2015年4月度 中古マンション価格天気図」を発表した。

同天気図は、全国47都道府県の、ファミリータイプ中古マンション流通事例価格を、月ごとに集計し、前月との価格変動を「天気マーク」で表示したもの。

4月は「晴」が11から10 地域に減少、「雨」は0から4地域に増加。「小雨」は12から7地域に減少、「薄日」は13から12地域に減少、「曇」は11から14地域に増加。

全国で天候が改善したのは前月の8から7地域に減少、横ばいが
28から27地域に減少、悪化は11から13地域に増加。全国的には東京都、大阪府、京都府、愛知県など大都市を有する地域は上昇傾向だが、他の地域では下落傾向が強く、価格動向の地域による二極化がみられるとしている。

都道府県別中古マンション70平米換算価格の推移では、首都圏は、東京都が前月比0.5％上昇、神奈川県が横ばい、千葉県は2.5％下落、埼玉県が2.2％上昇で、首都圏平均は0.4％上昇。

近畿圏は、大阪府が0.2％上昇、兵庫県は1.6％下落、京都府は2.3％上昇、滋賀県は3.4％下落、奈良県は1.4％上昇で、近畿圏平均は0.3％下落。

中部圏は、愛知県が1.1％下落、岐阜県が2.3％下落、三重県が0.5％下落、静岡県は横ばいで、中部圏平均は0.7％下落。

地方圏は、北海道が前月比0.9％上昇、札幌市が0.5％上昇。宮城県が0.4％下落、仙台市は0.2％上昇などとなっている。

東京カンテイ　プレスリリース
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/WR201504.pdf