東京の中古価格が上昇機運に
東京カンテイは3月19日、2015年2月の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」を発表した。これによると、首都圏は6か月連続で上昇しており、上昇率も拡大傾向にある。2月の首都圏中古マンションの価格は、前月比0.9%プラスの2,924万円だった。
都県別では東京都が1.3%プラスの4,004万円を記録し、8か月連続で上昇傾向を維持。4,000万円を超えたのは、2008年9月以来のことである。
神奈川県は0.7%プラスの2,475万円。埼玉県も0.2%プラスの1,849万円だった。しかし千葉県は0.4%下落し、1,827万円となっている。
東京都は上昇機運に乗っているが、周辺の3県は前年同月比で全てマイナス。値動きに安定感があるとはいえない状況だ。

近畿圏の70平米平均価格は1,825万円
近畿圏の70平米平均価格は前月と変わらず1,825万円。この一年は1,800万円台前半で堅実に推移している。府県別にみると大阪府は0.3%プラスの1,863万円、兵庫県は0.8%プラスの1,783万円と、いずれも上昇している。中部圏の70平米平均価格は0.3%プラスの1,525万円で、5か月連続で上昇を維持している。愛知県は0.6%上昇し1,603万円。2014年10月から連続で前月比・前年同月比共に上昇を維持している。
(画像はプレスリリースより)
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c201502.pdf