国際競争力の高い立地を生かした活性化プロジェクト
東急不動産と鹿島建設は10月29日、「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」事業計画の概要を発表した。「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」は、東京都の都有地活用事業の一つ。港区海岸1丁目の東京都公文書館跡地、東京都計量検定所跡地、都立産業貿易センター浜松町館跡地の約1.5ヘクタールの敷地を東京都から借り受けて、再開発を行う。
2013年5月に東急不動産と鹿島建設が事業者として選定され、2013年9月に東京都と基本協定を締結した。

慶應大学大学院の共同研究機関がコンテンツ産業を育成
発表された事業計画によると、竹芝地区の中心に位置する東京都立産業貿易センターを、民間施設との共同で建て替える。官民連携よる一体的な整備、運営を行うことで、様々な産業振興やビジネスマッチングの機会が提供できる。さらに、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)と他大学による共同研究機関を設立する。新たに設立された共同研究機関では、日本のコンテンツ産業の育成や、海外進出等に貢献する方針だ。
浜松町駅方面と竹芝地区は、海岸通りや首都高速道路で分断されているが、歩行者デッキを整備し、エリア全体を快適に回遊できる歩行者ネットワークも強化する。
http://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/pdf/346