取得金額ベースで今期初めて12兆円超え
東急不動産株式会社は8月20日、「TOREIT」2014年7月期四半期報告(第27回)を発表した。
ホテルの取得増加がCR上昇に寄与
資産総額は近年において、順調に増加を続けている。取得物件数は88件で前期まで5四半期連続で100件を超えていたペースはダウンしたものの、依然として購買意欲は高い。ホテルの取得が88件中27件を占め、来期の取得予定物件も25件中19物件がホテルとなっている。この要因としてはホテル特化型の投資法人の上場があげられるが、総合型の投資法人においてもホテルが取得されており、アセットタイプの多様化がうかがえる。ホテルの取得増加はCRの上昇にも寄与している。
一方で各鑑定会社の期末鑑定評価におけるCRは、引き続き緩やかな低下傾向にある。そのためNOIは安定的な推移を見せているものの、NOI利回りは横ばい、あるいは緩やかに低下という推移を見せている。
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/detail/266