一口当たり分配金は8,152円
日本ビルファンド投資法人は8月14日、平成26年6月期(平成26年1月1日~平成26年6月30日)の決算を発表した。決算短信によると平成26年6月期の純利益は、対前期比3.8%減益の127億7,100万円。一口当たり分配金は、前期比9,138円減の8,152円となった。
減益の主な要因は物件の売却益が減少したことと、前年の新規物件取得等による公租公課が増加したため。
平成26年6月期は、NISA(少額投資非課税制度)導入に合わせ、1月1日より投資口を2分割し、発行済投資口数が1,384,000口となった。
外部投資面では「堺筋本町センタービル」の追加取得、「神宮前M-SQUARE」の新規取得、「中之島セントラルタワー」の共有持分を取得する一方で、「GSKビル」の敷地の一部を売却し、ポートフォリオの入れ替えを行った。
これらの結果、今期末時点におけるポートフォリオは、保有物件ベースで73物件、投資額では10,743億となった。期末稼働率は97.9%である。
(画像はプレスリリースより)
次期の一口当たり分配金は7,520円の見込み
次期となる平成26年12月期(平成26年7月1日~平成26年12月31日)の純利益は、今期より更に16.9%減益の106億1,800万円、一口当たり分配金は7,520円となる見通し。日本ビルファンド投資法人は、オフィスビルへ投資型のJ-REIT。スポンサーの三井不動産と緊密に連携した物件取得などで、J-REITでは最大規模を誇る。
日本ビルファンド投資法人のプレスリリース
http://www.nbf-m.com/nbf/release734.pdf