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年金積立金の運用実績、2年連続で10兆円超の黒字

2014/7/6 16:00

国内外の株価上昇を受けて、大幅黒字
平成25年度における公的年金の運用実績が、昨年に引き続き大幅な黒字となった。

国民年金と厚生年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が、7月4日に発表した。

発表によると、平成25年度の運用収益は10兆2,207億円の黒字。昨年の年金積立金が現在の形で運用されるようになった平成13年度以来、最高最高となった昨年度に続く2番目の高水準となり、運用利回りは8.64%だった。

(画像は「平成25年度業務概況書」より)

株式だけで約8兆円の黒字
積立金の市場運用の資産別内訳をみると、外国株式が最も多く、4兆7,387億円。次いで国内株式の3兆1,855億円、外国債券の1兆7,777億円、国内債券の3,653億円と続いた。

国内外の株価が上昇したことなどが影響しており、運用資産比率の低い株式が、大きな利益を生み出している。

変動の激しい株式市場の景気が大きく影響しているが、2年連続で10兆円超の黒字という実績を出したため、今後は株式への投資配分を増やす方針に傾きそうだ。

年金積立金管理運用独立行政法人は、公的年金から給付金を支払った後の残高を積み立てた資金を、運用する期間。信託銀行や投資顧問会社に委託して、国内外の債券や株式に投資している。

平成25年度末の積立金残高は、126兆5,771億円。積立金残高の構成割合は国内債券55.43%、国内株式16.47%、外国株式15.59%、外国債券11.06%、短期資産1.46%となった。

外部リンク

平成25年度業務概況書
http://www.gpif.go.jp/operation/state/pdf/h25_q4.pdf

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