シニア物件を売却し、都内のホテルを取得
インヴィンシブル投資法人は5月21日、ポートフォリオの再構築と、再構築に伴うリファイナンスの実施を発表した。ポートフォリオの再構築では有料老人ホーム7物件を売却し、新たにホテル2物件を取得する。
売却するのは有料老人ホーム「ボンセジュール」の千歳船橋、四つ木、日野、武蔵新城、小牧、秦野渋沢、伊丹の7物件。売却総額は54億円で、帳簿価格との差額は10億1,400万円だった。
新たに取得するのはビジネスホテル「ホテルマイステイズ」の神田と浅草の2物件。取得価格の総額は、54億3,500万円となる。
客室稼働率が過去10年間で最高となるなど、ADR、RevPAR、客室稼働率、NOIがすべて、過去3年間連続で上昇。また、宿泊形態が通常のデイリーに加え、ウィークリーやマンスリーにも対応するなど、柔軟性の高いサービスを提供していることから競争力に優れ、将来性の高い物件と評価された。
さらに固定賃料とは別に、ホテルの売上高に応じた変動賃料を上乗せする賃貸契約を結ぶため、低コストハイリターンが期待できる。

平成26年6月期の、1口当たり分配金は550円
ポートフォリオの再構築に伴い、新規借り入れと既存借入金のリファイナンスを実施し、金融機関の分散化と、借り入れコストの低減を図る。これら一連の取り組みにより、平成26年6月期(平成26年1月1日~平成26年6月30日)の運用状況の予想が上方修正された。
平成26年6月期の純利益は前回予想の7億3,100万円から66.6%増益の12億1,800万円。1口当たり分配金も前回予想の464円から18.5%増の550円となる見通しだ。
http://www.invincible-inv.co.jp/cms/whats/2014052.pdf
一連の取組みに関するお知らせ
http://www.invincible-inv.co.jp/cms.pdf
平成26年6月期(第22期)運用状況及び分配金の予想の修正に関するお知らせ
http://www.invincible-inv.co.jp/cms/whats21Btnv.pdf