総合型J-REIT、日本リート投資法人の新たなスタート
日本リート投資法人が4月24日、東京証券取引所への上場を果たした。日本リート投資法人は2010年に私募リートとして設立されたが、今回の上場でJ-REITとしてさらなる収益アップを目指す。日本リート投資法人は、総合型のJ-REIT。主に都心6区のオフィスに重点的に投資しながら、住宅、商業施設にも目配りし、リスク分散を図る。住宅と商業施設には東京、大阪、名古屋の三大都市圏を中心に、政令都市の優良物件も取得し、バランスのとれたポートフォリオの構築を目指す。
投資比率はオフィス50%以上、住宅50%以下、商業施設20%以下。上場時の取得資産は20物件で、取得価格の総計は約704億円。2014年3月末時点の稼働率は96.6%である。

第4期の1口当たり予想分配金は666円
2014年4月24日時点での運用予想をみると、2014年6月期(第4期)の1口当たり予想分配金は666円、続く2014年12月期(第5期)は7,062円の見込みだ。日本リート投資法人は、持ち株率67%の双日をメインスポンサーに、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(出資率18%)と、アジリティー・アセット・アドバイザーズ(出資率15%)が共同出資を行う。資産運用は、同じく3社が共同出資する双日リートアドバイザーズが担当する。
http://www.nippon-reit.com/545ef.pdf
日本リート投資法人のホームページ
http://www.nippon-reit.com/