商業ビルの信託受益権を、17億円で取得
日本リテールファンド投資法人は4月10日、東京都武蔵野市の商業ビル「Gビル吉祥寺01」の信託受益権を取得すると発表した。日本リテールファンド投資法人の資産運用会社である三菱商事・ユービーエス・リアルティが、準共有持分50%の信託受益権を17億円で取得する。
主な取得資金は先ごろ売却した「G DINING 札幌」、「G ビル神宮前04」、「Gビル神宮前05」、「イオンタウン大垣」の譲渡益。ポートフォリオを入れ替えて、収益向上を狙う。

人気の町「吉祥時」の商業ビル
「Gビル吉祥寺01」は、鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階付4階建のビル。JR中央線「吉祥寺」駅から、徒歩で約5分。若者に人気の高い吉祥寺の中でも、特にファッションブランドやセレクトショップが集まるエリアに位置する。敷地面積は約573平米。小規模な路面店舗が多い中、1フロア約100坪の面積を有する物件は稀少。
現在稼動率は100%だが、5月末日で2階と3階に入居する2件のテナントが賃貸借契約を解約する。また4階のテナント1件も、解約を申し出ており、3テナントが退去すれば、稼動率は、55.1%まで下がる。このため、早急に入居テナントを募集する必要がある。
また「Gビル吉祥寺01」の信託受益権取得による、平成26年2月期並びに、平成26年8月期の運用状況に変更はない。
http://www.jrf-reit.com/upd/ir_news/pdf