双日が運用する日本リート投資法人が、東京証券取引所に上場する。上場予定日は、4月24日。

日本リート投資法人はオフィス、住宅、商業施設に投資する総合型リート。オフィスは千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区、品川区の都心6区に重点を置いた投資を行う。

住宅及び商業施設は東京、大阪、名古屋の三大都市圏に積極投資を行いながら、政令都市にも目配りをして適度な地域分散を図る。

用途別ではオフィスに比重を置く。投資比率はオフィス50％以上、住宅50％以下、商業施設20％以下とする方針だ。総合型REITの特性を生かし、用途、地域の双方において、リスク分散を図る。上場時の取得資産は20物件で、取得価格の総計は703億8,000万円。

（画像はニュースリリースより）

日本リート投資法人は平成22年9月の設立。双日リートアドバイザーズが資産運用を行う。

双日リートアドバイザーズはメインスポンサーの双日（出資率67％）、サブスポンサーのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント（出資率18％）と、アジリティー・アセット・アドバイザーズ（出資率15％）の3社が共同出資を行う子会社である。

双日はニチメンと日商岩井を前身とする総合商社。クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメントは、米国の不動産サービス会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのアセット・マネジメント会社。

アジリティー・アセット・アドバイザーズは、「ポラリスジャパン」グループをパートナーとする不動産ファンドのアセット・マネジメント会社。

上場後は、スポンサー各社のサポート体制を最大限に活用した成長戦略を図る。

双日株式会社、双日リートアドバイザーズ株式会社のニュースリリース
http://www.sojitz.com/jp/news/2014/03/20140320.php

日本リート投資法人　不動産投資信託証券の発行者等の運用体制等に関する報告書
http://www.tse.or.jp/rules/reit/3296_b.pdf