2013年1月~12月の不動産流通市場の動向を発表
公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は、首都圏における2013年1月~12月の不動産流通市場の動向を発表した。中古マンション成約件数は2年連続で過去最高、中古戸建住宅成約件数も2年連続上回って過去最高となった。新築戸建住宅成約件数は5年連続で前年を上回り、土地の成約件数も2年連続で前年を上回る結果となった。
中古マンションの概況は、2013年においての首都圏中古マンションの成約件数は36,432件で前年と比較すると16.0%増。前年から大幅に増加し、2年連続で過去最高の件数となった。都県・地域別でも、すべての都県・地域で増加している。
成約物件の1平米当たり単価は、首都圏平均で39.96万円で前年と比較して4.7%上昇。すべての都県・地域で上昇している。成約物件の平均専有面積は64.79平米で前年と比較して1.1%縮小した。平均築年数は19.27年で前年は18.97年となった。

中古住宅や新築戸建住宅などを調査
首都圏中古戸建住宅成約件数は12,245件で前年と比較して6.9%増で、2年連続で前年を上回り2000年の12,098件を上回り、過去最高を更新した。都県・地域別でも、すべての都県・地域で前年を上回った。成約物件価格は首都圏平均で2,921万円で前年と比較して0.1%上昇。成約物件を価格帯別に見ると、3,000万円以上5,000万円未満の比率が拡大した。成約物件の平均土地面積は149.70平米で前年と比較して1.4%拡大、建物面積は105.46平米で同0.3%縮小となった。
首都圏新築戸建住宅の成約件数は5,204件で前年と比較して9.7%増。都県・地域別を見ると、東京都多摩地域を除く都県・地域で増加となった。成約物件価格は首都圏平均で3,416万円で前年と比較して0.1%下落と横ばいだが、6年連続で前年を下回った。成約物件を価格帯別に見ると、2,000万円以上3,000万円未満の比率が拡大、3,000万円以上5,000万円未満の比率が縮小している。
首都圏土地成約件数は5,461件で前年と比較して0.2%増で、横ばいだが2年連続で前年を上回った。成約物件の1平米当たり単価は首都圏平均で19.82万円で、6年ぶりに前年を上回った。都県・地域別では、埼玉・千葉両県を除く都県・地域で前年を上回っている。
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2013.pdf