東京都心のオフィス・商業施設を中心に投資
ヒューリック株式会社は1月6日、同社の完全子会社であるヒューリックリート投資法人が、東京証券取引所より上場承認を得たと発表した。これによりヒューリックリート投資法人は2月7日、東京証券取引所に新規上場を果たす。ヒューリックリート投資法人は、2013年11月の設立。親会社であるヒューリック社が2,000口を出資した。主な投資対象は東京23区を中心とするオフィスや商業施設。この他、将来有望な有料老人ホームやネットワークセンターなどにも投資を行う。投資比率は都心のオフィス・商業施設が80%、有料老人ホームやネットワークセンターは20%程度とする。

競争力・将来性の高さを重視した投資
ヒューリックリート投資法人の基本方針は、東京23区内で原則として「最寄駅から徒歩5分以内」に立地する、競争力の高いオフィスや商業施設を「東京コマーシャル・プロパティ」と位置づけ、80%程度を投資。主な投資対象とする。残る20%は「次世代アセット」と位置づける、単一テナントが長期借り受ける施設に投資する。具体的には、有料老人ホームや通信事業者が音声ネットワークサービスやデータネットワークサービスを提供するための施設など、将来性の高い不動産とする。「次世代アセット」は、社会的ニーズの高まりとともに、投資範囲が拡大及び変化する可能性もある。
上場時の運用資産は1件の底地を含むオフィスビル8棟、商業施設4棟、有料老人ホーム4棟、ネットワークセンター5棟の計21棟で、総資産額は1,014億円。上場時発行済投資口数は、公募増資617,500 口を含む619,500口。オーバーアロットメントによる売り出しは、上限3万2,500口。
http://navigator.eir-parts.net/EIRNavi.pdf
株式会社東京証券取引所 新規上場銘柄概要
http://www.tse.or.jp/rules/reit.pdf
ヒューリックリート投資法人 不動産投資信託証券の発行者等の運用体制等に関する報告書
http://www.tse.or.jp/rules/3295_b.pdf