7月の中古マンション価格天気図を発表
東京カンテイは、2013年7月の中古マンション価格天気図を発表した。全国的にみた場合には、「薄日」が急激に増しており13地域になっている。しかし天候回復地域は増えており、首都圏や北陸、九州では上昇している。また北海道や東北、近畿圏、中部圏は安定傾向となっている。調査は全国のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を集計し、価格変動について「天気マーク」で表示している。7月は「晴」が5から4地域になっており、「雨」は7から5に減少した。また「小雨」や「薄日」は逆に増加した。とくに「薄日」は急増したのだが、「曇」から「薄日」となったのは7地域、そして「晴」から「薄日」になったのは3地域、そして「薄日」の変わらないのは3地域となっている。
総合的に価格が上昇した地域が多く、前月は下落傾向が著しかった中部圏や九州でも上昇地域が多くなっている。また悪化した地域も少なくなっているということから、中古マンションの価格は回復傾向が顕著になっている。

三大都市圏の調査結果
三大都市圏で見た場合には、首都圏は東京都が前月に比べると0.2%上昇したのだが、神奈川県は下落した。しかしその他の千葉県や埼玉県などは上昇しており、首都圏の平均としては下落したのだが、4月からは比較的安定している。近畿圏は大阪府が前月に比べると0.3%が上昇しており、京都府も上昇した。兵庫県は横ばいであったのだが、中心の府県では上昇傾向にあるということがわかった。しかし奈良県は1.8%と大きく下落している。しかし近畿圏としては、4ヶ月ぶりに下落傾向が一段落した。
そして中部圏では愛知県は前月に比べると0.3%上昇したのだが、その他の岐阜県や静岡県、三重県はそれぞれ下落した。そのため中部圏の平均としてはやや下落するという結果となった。
http://www.kantei.ne.jp/release/