首都圏総合は、前月比マイナス0.1%
東京証券取引所は5月28日、「東証住宅価格指数」3月値を公表した。東証住宅価格指数のうち首都圏総合は、前月比▲0.1%の77.12ポイントだった。地域別にみると、神奈川県が77.85ポイント(前月比1.74%)で、3か月連続で上昇した。千葉県も64.88ポイント(前月比1.92%)だった。
一方で、東京都は81.02ポイント(前月比▲1%)、埼玉県も65.42ポイント(前月比▲0.82%)で、前月よりわずかに下がった。

J-REITやマンション売買に役立つ指標
首都圏の中古マンションに関して、東日本不動産流通機構に登録された売買価格を活用し、同一マンションの価格水準の動向に基づいて算出された国内初の指数である。算出する地域は、東京・埼玉・神奈川・千葉と、それらを総合した首都圏総合の5つ。
不動産価格の動向を見る指標となるため、J-REIT(上場不動産投信)を含めた不動産投資市場の活性化に貢献する。
リピートセールス法による指数算出は世界的に用いられており、既存マンション価格の国際的な比較も可能となる。さらに、中古マンションの売買時期を判断する際の材料の一つとして活用する人も多い。
http://www.tse.or.jp/index.html
東証 : 東証住宅価格指数(試験算出)
http://www.tse.or.jp/market/data/homeprice