「高減衰ゴム系積層ゴムシリーズ」の発売開始
株式会社ブリヂストンは「高減衰ゴム系積層ゴムシリーズ(以下HDR)のX0.4R」の発売開始と「鉄粉・ゴム混合材プラグ挿入型積層ゴム」のサイズラインアップを拡充した。今回の商品発売について、建築基準法に基づいて国土交通大臣認定を取得している。免震ゴムの効果を発揮するには、荷重と免震ゴムの種類との組み合わせが重要である。高層ビルのような柱1本に対して荷重が大きくかかる場合に採用される場合が多く、HDRは建物自体や種類に応じて幅広くこれまで採用されている。
今回の新商品であるX0.4Rは、中低層の建物に最適に設計されており、地震の時の建物の揺れを現在よりも緩やかにするということが可能となった。

ラインアップを大幅に拡大
地震の繰り返しの揺れに対して、ゴムが安定した揺れ方をするようにしたことによって、建築設計時においてシミュレーション精度が向上している。eRBは高層建物に採用されることが多いのだが、ラインアップを70サイズに大幅拡大することによって、設計を作成する際の向上に貢献することができる。商品の特徴としては、荷重履歴依存性の低減と、低弾性化の両立することができる。 高減衰ゴム系積層ゴムに対して何度も変形を与えると、荷重が低下していく。 この低下を3サイクル目に対する1サイクル目で考えた場合には、従来品E0.4では1.29であったが、新商品X0.4Rでは1.16と大きくなっている。しかし繰り返しによって、特性変化は低減する。
大きな変形の後、荷重は低下していく。このような大きな変形の特性変化も、比較して見た場合にX0.4Rは小さくなる。
http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/