「ゼネコン別 分譲マンション施工実績ランキング」を公表
株式会社東京カンテイは、分譲マンション施工実績をタワー・大規模・免震と制震別でランキング形式にした「ゼネコン別 分譲マンション施工実績ランキング」を公表した。20階以上のタワーマンション施工実績ランキングの総合1位は、竹中工務店 であった。2000年~2012年の間に46物件を手掛けており、鹿島建設や、大林組を抑えて1位となった。20階台のタワーマンションとしては、長谷工コーポレーションの33物件、30階台は清水建設の17物件、40階台では鹿島建設なのだが、50階以上では竹中工務店が4物件を手掛けている。
「超・超高層マンション」といわれる40階以上を手掛けるゼネコンは、スーパーゼネコンと三井住友建設、戸田建設など大手ゼネコンなど11社に限られている。

スーパーゼネコンに発注する件数が増加
総戸数200戸以上の大規模マンションの1位は、長谷工コーポレーションの300物件であった。2位は鹿島建設なのだが54物件ということで、約5.5倍の物件数を手掛けている。また300戸超の「メガマンション」も数多く手掛けている。
ただし1000戸以上になると、鹿島建設がトップになっている。免震・制震装置設置の分譲マンションの施工実績では、竹中工務店が38物件でトップとなった。それ以下は鹿島建設、大林組、清水建設となっており、タワーマンションの施工実績と免震・制震マンションの施工実績がほぼ変わらないということがわかった。 タワーマンションには高い耐震性能が求められることは常識であり、数多く手掛けることにもなったと考えられる。また装置の設置には高度な技術力も必要となるため、今後はよりスーパーゼネコンに発注する件数が増えると考えられている。
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/75rankingGC.pdf