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東日本不動産流通機構、「首都圏不動産流通市場の動向・2012年度」発表

2013/4/18 15:00

首都圏中古マンション成約件数、3年ぶり前年比プラスに
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は4月16日、首都圏における2012年度(2012年4月~2013年3月)の不動産流通市場の動向を発表した。

首都圏中古マンションの成約件数は3年ぶりに前年度を上回り、過去最高となるなど、成約件数では、中古戸建住宅、新築戸建住宅、土地(100~200平米)共に前年度を上回る内容となっている。

*画像は「首都圏不動産流通市場の動向(2012年度)」より

中古マンション成約件数32,448件で過去最高に
中古マンション概況によると、2012年度における首都圏中古マンションの成約件数は32,448件(前年度比9.5%増)で、3年ぶりに前年度を上回り、2009年度の31,312件を超えて過去最高。すべての都県・地域で前年度を上回っており、東京都区部や千葉県は2ケタ台の増加。

成約物件の1平米当たり単価は首都圏平均で38.40万円(前年度比0.7%下落)で2年連続の下落。すべての都県・地域で下落しており、千葉県の下落率が他よりも大きくなっている。

成約物件価格は2,515万円(前年度比0.04%下落)で、2年連続で下落。都県・地域別に見ると、東京都区部と神奈川県の横浜川崎以外の地域は上昇。

中古戸建住宅成約件数、9年ぶりに11,000件台に
中古戸建住宅概況では、2012年度における首都圏中古戸建住宅の成約件数は11,756件(前年度比9.2%増)で、2年連続で前年度を上回っており、2003年度以来9年ぶりに11,000件台に。すべての都県・地域で前年度を上回っており、特に東京都は2ケタ台の増加。

成約物件価格は首都圏平均で2,927万円(前年度比0.3%下落)で2年連続で下落。都県・地域別では東京都多摩地域のみ上昇。

成約物件の平均土地面積は149.27平米(前年度比0.8%拡大)、建物面積は105.98平米(同0.5%拡大)で、ともに拡大。平均築年数は19.87年(前年度19.40年)で経年化が進んでいる。

新築戸建住宅成約件数、5,002件で前年度比15.5%増
新築戸建住宅概況では、2012年度における首都圏新築戸建住宅の成約件数は5,002件(前年度比15.5%増)で、3年連続で前年度を上回っており、都県・地域別では横浜・川崎地域を除いて各都県・地域で増加、東京都区部や埼玉・千葉両県は2割を超える増加。

成約物件価格は首都圏平均で3,412万円(前年度比1.1%下落)で、5年連続で下落。

土地成約件数、5,475件で前年度比6.5%増
土地(100~200平米)概況では、2012年度における首都圏土地(100~200㎡)の成約件数は5,475件(前年度比6.5%増)で、2年連続で前年度を上回り、都県・地域別に見ると、千葉県を除く各都県・地域で増加。

成約物件の1平米当たり単価は首都圏平均で19.53万円(前年度比1.3%下落)で、5年連続で下落。都県・地域では東京都区部のみ上昇。

成約物件価格は2,787万円(前年度比0.5%下落)で、5年連続で下落。1平米当たり単価と同様に東京都区部のみ上昇している。

外部リンク

東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2012年度)」
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_201204-201303.pdf

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