株式会社LIXILが、戸建て住宅用の太陽光発電システム「ソーラーベース ロータイプ」の販売を2月1日から開始した。このシステムは沖縄県仕様となっており、沖縄県特有の気候風土に対応することができる塩害や毎年何度も通る台風のための対策を強化した。

沖縄県内では現在太陽光発電システムへの関心が高まっている。2011年度の住宅1軒あたりの設置容量では全国1位であった。また再生可能エネルギーの固定価格買取制度が開始したことによって、これまで以上に高まっている。

「ソーラーベース ロータイプ（沖縄仕様）」では、陸屋根のパラペット内に納まる仕様となっており、架台がアルミ製となっている。沖縄県は他の地域とは違い様々な自然災害に見舞われることが多い。特に塩害や強い紫外線、強風などでは、基準をクリアしていないとすぐに破損してしまう可能性が高い。そのため「JIS H 8602 A1種」の基準をクリアした高耐候電着塗膜によって腐食を保護し、強風にも耐えることができるものになっている。

施工面では、下からの施工がないため組立てが簡単である。防水メーカーのユニット基礎に対応しているため、施工性が高い。素材には、耐食・耐久性に優れた
アルミ材を使用している。そのため錆びにくく、メンテナンス費用を軽減することができる。またアルミは素材そのものが軽量なため、人の手で楽に荷運びができるようになっている。

今回の発売開始に合わせて、沖縄県宜野湾市に専用の研修センターを開設した。関心が高まっている沖縄県市場へ安心、安全に太陽光発電システムを供給する体制を整えていくことになる。

株式会社LIXIL　ニュースリリース
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2013/060_roof_0206_01.html