浴室、キッチン、洗面の水栓金具を大幅に拡充
株式会社LIXILでは、節水や省エネ機能を搭載した浴室・キッチン・洗面の水栓金具を大幅に拡充して、2月1日から発売を開始した。2012年12月に「都市の低炭素化の促進に関する法律(エコまち法)」が施行。住宅・建築物分野では、これまで以上に省エネが求められることになった。水栓金具においてもエコ水栓と呼ばれるようなものができるなど、省エネ化をどんどん進めている。そのような中、LIXILではエコ水栓のラインアップを増加して、今後さらに省エネ化を強化することにしている。
浴室用の水栓金具では、押すだけで湯水の出し止めをすることができる「プッシュ水栓」を取り替え時にも対応できる壁付の仕様で発売した。「プッシュ水栓」であれば手元で簡単に止水できるので、節水や省エネ効果が高い。また「エコフルシャワー」を新たに加えている。
キッチン・洗面用の水栓金具としては、「エコハンドル水栓」を大幅に増やした。従来のシングルレバー水栓では無駄になるお湯が出るということもあったのだが、「エコハンドル水栓」であればお湯の無駄遣いを防ぐことができる。今回発売した「プッシュ水栓」「エコハンドル水栓」は、両方とも新しい節湯基準に対応している。

新節湯基準の違い
新しい節湯基準というのは
今まで節湯基準にはなかった新しい基準が加わっているものである。これまでは住宅事業建築主の判断の基準として、節湯A、節湯B、節湯ABという3種類があった。今回策定された「エコまち法」によって、新しい基準である節湯A1、節湯C1が増加。新しく手元止水機構と水優先機構が設定された。手元止水機構というのは、手元で簡単に湯水を出したり止めたりすることができるものである。自分ですぐに対応できるので、湯水の使用量を減らすことができる。また水優先吐水機構というのは、レバーハンドルが操作しやすく、正面の位置で水のみが出る構造となっている。また使いやすい位置に操作部を設けることによって、給湯エネルギーを削減することができる。
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2013/020_water_0201_03.html