「ライオンズ市川妙典」に導入!
株式会社大京(本社 東京都渋谷区)と東芝エレベータ株式会社(本社 東京都品川区)は、太陽光発電と商用電源を連携し、停電時にも対応できる新築マンション用「リチウムイオン蓄電池」を共同開発「ライオンズ市川妙典」(来春発売予定)へ導入すると、11月8日発表した。
マンションエレベーターの安全と安心
マンションなどのエレベーターが止まったら、そんな映画や映像を誰でも目にした事がある。現在の日本では、ほとんど起こらない事であるが、先の震災や特別な事情が発生する可能性は常にゼロでない。今回 両社が開発したシステムは、停電時でもエレベーターを通常速度で使用する事ができ、万一の時でも安心できるシステムである。また 通常時には太陽光発電と蓄電池を連携させ、商用電源の利用率を低減し、建物全体の省エネにも貢献、さらに緊急時には、エレベーターの電力供給を給水ポンプ、または機械式駐車場の電力へ切り替えて使用する事もできる。

緊急時の対応と省エネを両立させた新システム
通常時は、太陽光発電によりリチウムイオン電池に蓄電した電力と商用電源の連携で建物の省エネに貢献する。この機能は、エレベーター業界初であり、蓄電池の蓄電は、昼間は優先的に太陽光発電を用いて充電する。本システムは急な停電時に備え、太陽光発電と定置型蓄電システム設置の組み合わせにより、万一の場合でも、エレベーターを通常速度で運行できるよう設計、また各階のエレベーターホールに設置する蓄電池の残量も残量計で確認でき、その電力を、一部の共用部照明、給水ポンプや機械式駐車場に供給が可能で、もしもの際の選択肢や安全を十分に配慮した製品である。
http://www.daikyo.co.jp/dev/files/20121107.pdf