予算額を大幅に上回る応募数
国土交通省は8月10日、「平成24年度住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」の採択結果を発表した。応募状況は、予算額を大幅に上回る、2,701事業者(14,728戸)で、採択数は1,320事業者(1,320戸)となった。
採択については、1事業者あたりの採択戸数を1戸とし、予算の範囲内で、エネルギー削減率の高い計画を提案した事業者から採択した(今回は、エネルギー削減率が概ね120%以上のものを採択)としている。

住宅1戸当たり上限165万円を補助
同事業は、民生部門のエネルギー消費量の増加に対応し、住宅の省エネルギーを促進するため、戸建住宅供給の相当程度を担う中小工務店における躯体と設備を一体化したゼロ・エネルギー住宅の取り組みを公募によって募り、予算の範囲内において、整備費等の一部を補助し支援するもの。同事業の事業要件は、住宅の躯体・設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等によって、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)で概ねゼロとなる住宅であることなど。
補助額は、「調査設計計画に要する費用」「住宅の省エネ化に係る建築構造、建築設備等の整備に要する費用」「効果の検証等に要する費用」合計の2分の1以内(住宅1戸当たりの上限は165万円)。
http://www.mlit.go.jp/report/press/