不動産私募ファンド市場拡大
株式会社三井住友トラスト基礎研究所は8月27日、「不動産私募ファンドに関する実態調査」の結果を発表した。同社での調査は今回で14回目。66社の不動産運用会社からの回答をもとに集計された。調査結果から6月末の市場規模は、グローバルファンドを含めて18.3兆円と推計された。前回調査の2011年12月末時点では17.8兆円だったことから、半年で約5,400億円(3.0%)の増加が認められた。
国内特価型ファンドの運用資産額増加
保有物件の売却やファンドの償還で運用資産を減少させる会社も見られたものの、市場規模は拡大傾向にある。この背景には、デットファイナンス環境の緩和やエクティファンドが好調であることに加えて、投資用不動産の売買が徐々に高まりつつあるこりとなどが考えられる。
内訳では、国内特化型ファンドの運用資産額が大幅に増加し、上昇率はグローバルファンドを上回った。ニュースリリース/株式会社三井住友トラスト基礎研究所
http://www.smtri.jp/release/2012_08_27.html