上位計画「東京都住宅マスタープラン」などの改定による
東京都は8月31日、平成22年9月に策定の「高齢者の居住安定確保プラン-基本的方針と実現のための施策-」を改定、公開した。上位計画である「東京都住宅マスタープラン」、「東京都高齢者保健福祉計画」が改定されたことから、今年7月に「高齢者の居住安定確保プラン(改定案)」を公表し、都民からの意見募集等を実施した上で、最終的に取りまとめたもの。

高齢者がいきいきと暮らすことのできる社会の実現を図る
プラン策定の背景と目的は、東京都において、高齢化が急速に進行する中、高齢者がいきいきと暮らすことのできる社会の実現を図るもの。そのため、生活基盤となる住宅や老人ホームなどの「すまい」について、高齢者が多様なニーズに応じた居住の場を選択できるようにするとともに、安全に安心して暮らすことができる環境の整備が求められるとし、住宅施策と、福祉施策が連携し、総合的・計画的に施策を推進するため、基本的な方針と実現のための施策を示した。
目標実現のための具体的な施策として「高齢者向けの賃貸住宅・老人ホーム等の供給促進」「高齢者の入居支援とサービスの質の確保」「地域で高齢者を支える仕組みの構築」「高齢者の居住の安定確保に向けたその他の取組」が挙げられている。
プランの期間は2010年から、おおむね5年間。高齢者を取り巻くすまいの状況等の変化に対応し、必要がある場合は適宜見直すとなっている。
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