売り希望価格を元にして、平均坪単価を算出
株式会社東京カンテイは、2025年6月10日、都営地下鉄新宿線・菊川駅~本八幡駅間の駅別中古マンション価格を発表した。ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元にして、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年1月から3月までの3ヵ月間に実施されている。

価格の上昇率が20%台に達した住吉駅
今回の発表によると、都営地下鉄新宿線の菊川駅~本八幡駅間で中古マンション価格が最高値となったのは、336万円の住吉駅だった。同駅エリアは事例の若返りが進み、平均築年数も路線平均を下回る26.1年をマーク。結果として価格も前期から反転上昇し、上昇率は20%台に達している。前期の同区間では横ばいや下落の駅エリアが多かったが、今期は大半の駅エリアで価格が上昇。中でも船堀駅は住吉駅同様に事例の若返りが影響し、下落した前期から一転して2桁の上昇を達成している。平均専有面積が拡大した菊川駅も価格が坪300万円の大台に乗り、前期よりも上昇率を伸ばした。
本八幡駅も前期比39万円の上昇を達成
瑞江駅と篠崎駅でも価格が上昇し、本八幡駅は264万円で前期から39万円の上昇を果たした。一方、前期は横ばいを示した一之江駅は下落し、平均坪単価も200万円を割る結果となっている。なお都営地下鉄新宿線全線(新宿駅~本八幡駅)における平均坪単価は361万円。前年と比較して、価格で59万円、比率で19.7%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/7430/