価格の上昇は「晴」、下落は「雨」
株式会社東京カンテイは、2025年5月29日、同年4月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。この「天気図」は、中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を全国で毎月集計し、平均価格を70平米価格に換算した上でその変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇は「晴」、下落は「雨」といった形で表示は行われている。

大きな価格変動を示す地域が少なかった
今回の発表によると、2025年4月の「天気図」では「晴」が20地域から21地域に増加した。「薄日」は5から7地域に増加し、「曇」は9から5地域に減少。「小雨」は4から7地域に増加し、「雨」は9から7地域に減少している。天候の改善を示した地域は7から11地域に増加した一方、悪化地域は11から6地域に減少。横ばいは、29から30地域に増加した。同月は大きな価格変動を示す地域が少なかったため、「天気模様」も横ばいが目立つ結果となっている。
地方主要4道県は概ね「好天」
今回の「天気図」について同社は、地方主要4道県である北海道/宮城県/広島県/福岡県が概ね「好天」状況にあることに注目。しかし4道県の市別価格にも着目し、仙台市と広島市が前月から下落した点も指摘している。なお「天気図」の元データとなる同月の70平米価格では、三大都市圏の首都圏/近畿圏/中部圏いずれもが価格上昇を示した。
(画像はプレスリリースより)
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