主要都市ごとに集計/算出
株式会社東京カンテイは、2022年2月7日、同年1月における新築小規模木造一戸建て住宅平均価格を発表した。ここでの「価格」は、「敷地面積が50平米以上~100平米未満」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件を対象として、主要都市ごとに集計/算出されたもの。同社はこの「価格」を毎月発表している。

上昇傾向がやや弱まった首都圏
今回の発表によると、2022年1月の首都圏における新築小規模一戸建て住宅の平均価格は、4858万円となった。前月比ではマイナス1.3%となり、5ヵ月ぶりに下落へ転じている。都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス2.2%の5887万円で3ヵ月ぶりの反転下落となり、埼玉県はマイナス2.3%の3968万円で2ヵ月連続の下落を示した。一方、神奈川県はプラス0.4%の4378万円で上昇へ転じ、千葉県はプラス2.2%の4156万円で2ヵ月連続上昇を達成した。
首都圏の動きについて同社は、2021年11月以降の上昇傾向がやや弱まったと考察している。
中部圏は前月比/前年同月比ともにプラス
2022年1月の近畿圏における新築小規模一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス0.9%の3656万円となった。主要府県の大阪府と京都府が反転下落を示した影響で、圏全体としても3ヵ月ぶりに下落へ転じている。中部圏は、前月比プラス1.7%の3955万円をマークし、3ヵ月連続上昇をマーク。同圏は、前年同月比でもプラス2.0%を達成した。主要県である愛知県も、前月比プラス2.8%の4027万円で3ヵ月連続上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
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