ソニー銀行株式会社は、2020年8月14日、商品・サービスの相互取り扱いに関する業務提携合意書を、オリックス銀行株式会社との間で締結したと発表した。

この提携は、両社がそれぞれ有する強みやネットワークを活用すべく行われるもの。業務提携の第一弾として、同年8月17日よりオリックス銀行にてソニー銀行の住宅ローンの取り扱いが開始されている。

ソニー銀行は、インターネットを活用した資産運用銀行として設立され、高い商品開発力や豊富な商品ラインアップを誇る銀行。オリックス銀行は、投資用不動産ローンを中心とした対面顧客チャネルや信託機能などに強みを持つ銀行。両社は、それぞれが競争優位性を持つ分野において補完関係を構築すべく、今回の業務提携に至った。

提携第一弾としてオリックス銀行が取り扱いを開始したソニー銀行の住宅ローンは、既に利用者から好評を獲得しているもの。様々な疾病保障ニーズに対応した団体信用生命保険の付保や、AIを活用したスピーディーな審査体制などが、強みとなっている。

この業務提携においてオリックス銀行は、同社が有する不動産事業者との取引ネットワークを活用し、住宅購入者に対する対面チャネルでの新規融資や借り換え提案なども実施する予定。「不動産に強いコンサルティングバンク」を目指すとしている。

ソニー銀行はこの提携において、利用者の幅広いニーズに応えるサービスを、両社の特長を生かしながら提供するとしている。

ソニー銀行とオリックス銀行による商品・サービスの相互取り扱いに関する業務提携について - ソニー銀行株式会社
https://sonybank.net/pdf/press200814_02.pdf