株式会社東京カンテイは、2020年6月23日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移』の2020年5月版を発表した。

同リリースは、同社データベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位に集計・算出し、70平米に換算してその推移を考察するもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。

2020年5月の首都圏における中古マンション70平米価格は、3674万円となった。前月比ではマイナス0.7％となり、3ヵ月連続で下落している。

都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス0.8％の5097万円となり、再び下落。神奈川県も、マイナス0.9％の2837万円となり、続落を示した。埼玉県はプラス0.3％の2253万円、千葉県はプラス0.7％の2077万円となり、共にやや持ち直した結果となっている。

東京カンテイは、首都圏全体の下落について主要エリアの弱含みが要因であると考察。埼玉県・千葉県の持ち直しについても、前々月の水準までには至っていないと指摘している。

2020年5月の近畿圏における中古マンション70平米価格は、2439万円となっている。前月比はプラス0.5％となり、再び上昇を示した。同圏では大阪市などが堅調ぶりを示し、大阪府は同年3月に記録した最高値を上回る伸びをマークしている。

中部圏は、前月比マイナス0.2％の1942万円となった。愛知県もまたマイナス0.2％の2071万円となり、共に僅かながら弱含む形となった。

（画像はプレスリリースより）

三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移 5月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202005.pdf