東日本不動産流通機構（東日本レインズ）は12月10日、「月例マーケットウオッチ（2019年11月度）」を発表した。

これによると11月の中古マンションの成約件数は、前年同月比1.6％減の3175件となり、2か月連続で前年同月を下回った。

成約平米単価は、前年同月比8.2％上昇の55万100円だった。成約価格も7.6％上昇の3548万円となり、成約平米単価・成約価格ともに10か月連続で前年同月を上回っている。

地域別の成約件数では「東京都区部」と「多摩」を除く地域が前年比で減少した。そのなかでも「埼玉県」と「神奈川県他」は2ケタ減を示しており、特に「神奈川県他」は6か月連続で前年同月を下回っている。

地域別の成約平米単価は全地域が前年同月比で上昇し、「東京都区部」が11か月連続、「埼玉県」が5か月連続、「千葉県」が4か月連続で前年同月を上回った。

11月の中古戸建住宅の成約件数は、前年同月比2.0％減の1054件。2か月連続で前年同月を下回る結果となった。

成約価格は、前年同月比1.1％減の3087万円。3か月振りに前年同月を下回った。

地域別の成約件数では、「東京都区部」と「多摩」、「千葉県」が前年同月比で減少している。「千葉県」は2か月連続で2ケタ減となった。

成約価格は「埼玉県」と「神奈川県他」を除く各地域が前年同月比で下落。「東京都区部」と「横浜・川崎市」は3か月振りに前年同月を下回った。

（画像は月例マーケットウオッチ：2019年11月度より）

月例マーケットウオッチ：2019年11月度-公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201911_summary.pdf