株式会東京カンテイは、2019年11月5日、東京メトロ銀座線の駅別中古マンション価格を発表した。

ここでの「価格」は、同社データベースに登録された中古マンション（ファミリータイプ）の売り希望価格より、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格は、2019年5月から7月までの3ヵ月間に集計が行われている。

東京メトロ銀座線全線における中古マンションの平均坪単価は、387万円となった。2018年の結果と比較すると、価格で28万円、割合で7.8％の上昇を果たしている。事例数は、2018年より97件増え、2067件をマーク。平均築年数は、23.7年から23.0年へと若返った。路線内で最高値を示したのは、711万円の虎ノ門駅となっている。

東京カンテイは、表参道駅が500万円の大台を突破した点に注目。今回514万円マークした同駅エリアは、築浅物件の割合が増加。前期の2桁上昇と比較すると、上昇幅こそ縮小したものの、5％台の上昇は達成している。

東京カンテイは、3％台の上昇により399万円をマークした渋谷駅にも着目。同駅エリアは、大規模複合施設『渋谷スクランブルスクエア』が11月1日に開業し、新たに注目を集めている。

同社はまた、田原町駅にも注目。同駅エリアは、平均専有面積は50平米程度で推移しているが築浅事例が増加。前期は下落を示したが、今期は2桁の大幅上昇に転じている。

（画像はプレスリリースより）

駅別中古マンション価格／東京メトロ銀座線 - 株式会東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/664