最寄り駅からの徒歩30分以内の物件が対象
株式会社東京カンテイは、2019年6月10日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』2019年5月版を発表した。同リリースでは、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内といった条件を満たす中古木造一戸建て住宅について、平均価格の算出と価格の推移分析が行われている。
東京都と千葉県、2ヵ月連続で下落
発表によると、2019年5月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3219万円となった。前月比ではマイナス0.2%となり、3ヵ月連続で下落を示している。都県別に見た場合、東京都は前月比マイナス0.7%の5132万円となり、2ヵ月連続で下落。千葉県も、マイナス0.1%の2157万円となり、やはり2ヵ月連続で下落してる。一方、神奈川県はプラスマイナス0.0%の3473万円で横ばい推移となり、埼玉県はプラス0.2%の2389万円で3ヵ月ぶりに上昇へ転じた。
東京カンテイは、埼玉県の上昇と神奈川県の横ばいに注目しつつも、首都圏全体としては弱含み傾向を維持したと考察している。
福岡県、プラスへ浮上
2019年5月の近畿圏における中古一戸建て住宅価格は、2541万円となった。前月比はプラス1.0%となり、反転上昇した形となっている。京都府が僅かに下落へ転じたが、大阪府と兵庫県は反転上昇を果たした。中部圏は、前月比マイナス0.5%の2252万円となり、2ヵ月連続で下落。愛知県も、マイナス1.1%の2678万円となり、やはり2ヵ月連続で下落している。
福岡県は、プラス2.5%の1976万円で反転上昇を達成。築年の若返りにより、前年同月比も5.7%プラスへ浮上した。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 5月 -東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/kodatecyuko201905.pdf