東京都は10月5日、「平成29年8月の新設住宅着工」のとりまとめを公表した。これによると、東京都内における8月の新設住宅着工戸数は1万2,836戸。前年同月比では持家と貸家が減少したものの分譲住宅が増加し、全体で6.5％増と、2か月振りに増加へと転じた。

利用関係別でみると持家が、前年同月比3.1％減の1,547戸。4か月連続で減少している。貸家は、前年同月比5.8％減の6,418戸。5か月連続の減少となった。

一方、分譲住宅は前年同月比35.8％増の4,822戸。2か月振りに増加へと転じた。分譲住宅のうち、マンションは3,106戸。前年同月比71.7％増と大きな伸びを示し、2か月振りの増加となった。一戸建ては前年同月比0.9％減の1,674戸。4か月連続で減少を続けている。

地域別でみると、千代田区・中央区・港区の都心3区は、前年同月比77.3％増の725戸。2か月振りの増加となった。

千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・台東区・墨田区・江東区・渋谷区・豊島区の都心10区は、前年同月比　13.9％減の2,717戸。こちらは2か月連続で減少している。

23区全体では、前年同月比　0.8％減の9,124戸で、2か月連続での減少。市部は前年同月比31.0％増の3,687戸。2か月振りに増加へと転じた。

（画像は、東京都のホームページより）

東京都のプレスリリース
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