中古マンションの成約件数、前年同月比13.6%増
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10月11日、2016年9月度の月例マーケットウオッチを発表した。これによると9月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比13.6%増の3,150件。先月の下落から上昇へと転じた。成約平米単価は、6.0%上昇の49万600円。成約価格も5.7%上昇の3,126万円となった。いずれも2013年1月から、45か月連続で前年同月を上回っている。
地域別の成約件数は、すべての地域で前年比増となった。東京都区部は6か月連続で前年同月比を上回った。
成約単価は多摩を除く地域が前年比増となり、東京都区部は2012年10月から48か月連続で前年同月を上回ったものの、多摩は17か月ぶりに減少へと転じた。

中古戸建住宅の成約価格、3か月ぶりに減少
9月の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は、前年同月比10.0%増の1,054件だった。成約価格は3.0%下落の3,091万円。3か月ぶりの減少となった。地域別の成約件数は横浜・川崎市を除く各地域で増加し、神奈川県他は18か月連続、多摩は14か月連続、埼玉県は12か月連続で前年同月を上回っている。
成約価格は横浜・川崎市、埼玉県、千葉県が前年より下落
し、横浜・川崎市も6か月ぶりの減少となった。
http://www.reins.or.jp/pdf/