空き家の劣化防止、防犯のための「巡回サービス」
東京急行電鉄は9月14日、東急線沿線の「空き家」相談サービスを拡充すると発表した。これまでは空家の売買、賃貸、活用に関する相談に応じてきたが、今後は所有者に代わって建物を巡回する「空き家巡回サービス」や、「ホームセキュリティサービス」の提供も行う。
今年2月に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されたことを受け、東急線沿線の防犯性の向上、良好な住環境の維持を目的として実施するもの。

離れていても安心の「ホームセキュリティサービス」
「空き家巡回サービス」では長期間空き家になっている一戸建てやマンションを月に1回から2回巡回し、建物の劣化や放置された空き家が犯罪の温床となるのを防ぐサービス。郵便物や庭木・雑草について確認する月々5,000円のシンプルプランから、室内の換気・通水を行って建物の劣化を防ぐ標準プラン、庭木のせん定や雑草取りなど利用者の要望に応えるオプションサービスが用意されている。
「ホームセキュリティサービス」では空き家にセンサーを設置し、不審者の侵入や火災が発生したときに警備員が駆けつけるサービス。また、空き家の目立つ場所にセキュリティステッカーを貼ることで、犯罪行為に抑止効果も期待できる。
(画像は、東京急行電鉄のホームページより)
http://www.tokyu.co.jp/file/150914-1.pdf