JR塚口駅の再開発プロジェクト「ZUTTOCITY」
兵庫県尼崎市のJR塚口駅の再開発プロジェクト「ZUTTOCITY」の関連事業者および尼崎市は6月19日、尼崎市が推進する「尼崎版スマートコミュニティ」に認定され、今後、尼崎市の補助を受けて事業を推進していくと発表した。野村不動産、ジェイアール西日本不動産開発、長谷工コーポレーションが開発中の「ZUTTOCITY」は、総開発面積約8.4ヘクタール。1,200戸の分譲マンション、71戸の一戸建て住宅をはじめ、駅ビル、商業施設、駅前ロータリー、大型公園などが新設される。JR駅前再開発としては、過去最大規模となるプロジェクトである。

電力需要時に外出を促し、節電と地域活性化を狙う
今回認定された「尼崎版スマートコミュニティ」では、まいぷれ withYOUおよび関西電力と共同で、2016年度から3年間にわたり、三菱電機の協力のもと、電力の需給状況の見える化を行う。同時に尼崎市全域において、地域通貨ポイントを新たに導入する。地元の商店と連携してポイントを活用した、省エネ・地域活性化事業にも取り組む予定だ。
具体的には、住居や商業施設に電気の使用量を管理する機器を取り付けて使用した電気の量を見える化し、「ZUTTOCITY」全体の電気の需給状況を、街区に設置した電子看板でリアルタイムに表示する。
また、尼崎市で使える地域通貨ポイント「ZUTTO・ECO まいポ(まいぷれポイント)」を導入し、夏冬の電力需要がピークとなる時間帯に地元の商店や駅ビルなどを利用した人に対し、通常時の2倍のポイントを付与することで節電を促しながら、地域の活性化にも貢献する。
(画像はニュースリリースより)
http://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2015061900948.pdf