「イトーヨーカドー川崎店」の一部を供出
日本リテールファンド投資法人は3月30日、神奈川県川崎市の「イトーヨーカドー川崎店」の屋外駐車場土地の一部を川崎市に供出した。「イトーヨーカドー川崎店」は川崎市の計画都市により、2010年より屋外駐車場土地の一部を使って、道路の整備工事を行ってきた。川崎市より3月30日付で、土地の所有権移転に関する完了通知を受領したもの。

供出部分の帳簿価額は3億7,100万円
川崎市に供出した土地は、屋外駐車場土地の一部で1,121.13平米。供出部分の帳簿価額は3億7,100万円である。日本リテールファンド投資法人は、土地の一部を供出するために2010年に既存駐車場を1,600万5,000円で整備した。さらに、道路整備費の分担金として、2011年に第一期工事費して1,900万5,000円を、2014年に第二期工事費として3,600万5,000円を支払っている。
しかし川崎市の地区計画により、「イトーヨーカドー川崎店」周辺にはマンションや商業施設が建設され、周辺人口が増加する予定だ。さらに、川崎市と東日本旅客鉄道株式の包括連携協定によって、JR南武支線の新駅設置が検討されており、今後は周辺地域の利便性が一層高まると期待される。
なお、土地の一部を川崎市に供出したことによる平成27年2月期の運用状況への影響はなく、平成27年8月期への影響も軽微。このため、運用状況の予想に変更はない。
(画像はプレスリリースより)
http://www.jrf-reit.com/upd/ir_news/pdf/1504011645311815.pdf