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2014年分譲マンション年間平均賃料を発表(東京カンテイ)

2015/1/17 22:00

2014年の首都圏分譲マンション年間平均賃料は2,585円。2年連続の上昇。
株式会社東京カンテイは「分譲マンション平均賃料(年間版)」を発表した。それによると、2014年の首都圏分譲マンション年間平均賃料(平米あたり)は2,585円(前年比+1.9%)、都県別では東京都が3,061円(同+2.5%)、神奈川県が2,038円(同-0.4%)、埼玉県が1,618円(同-0.9%)、千葉県が1,535円(同+0.2%)となった。

首都圏平均、東京都、千葉県は2年連続の上昇となった。特に4年ぶりに3,000円台を回復した東京都は2年連続で2%台の上昇率を示しており、首都圏の上昇をけん引する形となった。

近畿圏平均は1,828円(同+1.0%)で2005年以降の最高値を更新した。府・県別では大阪府が1,949円(同+1.7%)、兵庫県が1,666円(同-0.7%)という状況だ。

近畿圏平均と大阪府は2年連続で上昇しているが、2013年の上昇率は近畿圏平均が+6.3%、大阪府が+8.2%であり、上昇傾向は鈍化している。中部圏平均は1,560円(同+1.4%)で2年連続の上昇、県別では愛知県が1,586円(同+1.6%)だ。

なお、中部圏平均も2013年は3.0%という高い上昇率を示していたが、近畿圏と同様に上昇傾向が鈍化している。原因として、新築・築浅物件からの事例増加に伴う影響が落ち着きを見せてきたことが挙げられている。

東京23区は3,200円台目前にまで回復、千葉県は3年ぶりに1,500円超え。
首都圏・近畿圏・中部圏それぞれの主要都市別年間分譲マンション賃料は、東京23区が3,186円(同+3.1%)、横浜市が2,162円(同横ばい)、さいたま市が1,785円(同-1.7%)、千葉市が1,513円(+1.6%)、大阪市が2,161円(同+1.8%)、神戸市が1,810円(-1.3%)、名古屋市が1,696円(同+2.8%)となっている。

東京23区、千葉市、大阪市、名古屋市は2年連続で上昇した。東京23区は3,200円台目前に回復、千葉県は3年ぶりに1,500円を上回っている。2013年は8.7%の上昇率を示した大阪市の上昇率は縮小し、同じ近畿圏の神戸市では反転下落している状況だ。

名古屋市は2012年に底打ちして以降、上昇傾向を示しており、2014年は1,700円台目前まで回復、2009年の賃料水準を上回り、ミニバブル期の水準にまで回復している。

(画像はプレスリリースより)

外部リンク

分譲マンション平均賃料(2014年年間版)
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T2014.pdf

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