株式会社東京カンテイは「三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格年別推移（14年・年間版）」を発表した。それによると、首都圏の2014年70平米あたりの中古マンション価格は前年比2.1％増の2,851万円で3年振りの上昇となった。

都・県別の価格は東京都が3,813万円(前年比4.0％増)、神奈川県が2,440万円(同1.5％増)、埼玉県が1,857万円(同2.0％増)、千葉県が1,841万円(同2.5％増)となり、全ての都・県で前年から上昇している。

近畿圏平均は1,817万円(前年比0.6％増)で2年連続の上昇、府・県別では大阪府が1,856万円(同0.2％増)で2年連続の上昇、兵庫県は1,769万円(同0.1％減)で2年連続の減少となった。中部圏平均は1,489万円（前年比0.4％増）で4年振りに上昇、県別では愛知県が1,549万円（同1.4％増）となり2年連続で上昇した。

主要都市別では、東京都4,203万円（前年比5.2％増）、横浜市2,575万円（同1.7％増）、さいたま市2,089万円（同1.9％減）、千葉市1,719万円（同0.7％増）、大阪市2,216万円（同2.1％増）、神戸市1,788万円（同1.3％減）、名古屋市1,787万円（2.5％増）という状況だ。

東京23区は2年連続で上昇し、3年振りに4,000万円台を回復した。一方で、減少したさいたま市は5年振りに2,100万円を割り込むかたちとなった。

大阪市は2年連続で上昇し、2009年以降での最高値となった。神戸市は2年連続で減少、8年振りに1,800万円を下回り、大阪市との差が拡大している状況だ。また、名古屋市も東京23区、大阪市と同様に2年連続で上昇し、神戸市とほぼ同じ価格水準となっている。

（画像はプレスリリースより）

三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格年別推移（14年・年間版）
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c2014.pdf