130億円で「三田MTビル」を売却
森トラスト総合リート投資法人は11月28日、東京都港区のオフィスビルを売却すると発表した。売却価格は130億円だが、9月末時点の簿価は約156億1,600万円だった。

築40年超で修繕費などの維持費増大を懸念
売却するのは、昭和49年竣工の「三田MTビル」。店舗、倉庫、事務所などが入居する11階建てのオフィスビルで、平成26年9月期(平成26年4月1日~平成26年9月30日)の賃貸収益は1億3,100万円だった。森トラスト総合リート投資法人は平成15年に160億円でこの物件を取得し、スポンサーである森トラストとマスターリース契約を結んでいた。
11月末で大口テナントが退去することに加え、築40年を経過していることから今後の修繕費の増大などが懸念されるため、帳簿価額よりも低い売却額であっても速やかに手放すことを決定した。売却先は森トラストである。
「三田MTビル」の売却による損益27億円が計上されるものの、平成27年3月期(平成26年10月1日~平成27年3月31日)の運用状況予想に変更はない。
(画像はプレスリリースより)
http://www.mt-reit.jp/file/news.pdf