中古マンション市場の天気はやや好転
東京カンテイは11月26日、2014年10月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国のファミリータイプ中古マンションの流通価格を月ごとに集計し、価格変動の様子を「天気マーク」でわかりやすく示したものでいある。
10月度の天気概況は「晴」が5地域から7地域に増加した。「雨」は4地域から2地域に減少したが、「小雨」が8地域から11地域に増加。「薄日」は前月と変わらず13地域で、「曇」は17地域から14地域に減少した。
新幹線の開業が近い石川県や、2016年に開業を控える北海道が「晴」となっており、全国的な値下がりムードがやや緩んだといえそうだ。

大阪と兵庫の天気はぐずつき気味
三大都市圏を見ると、首都圏の平均は0.9%上昇した。エリア別では東京都が前月比1.3%、神奈川県が0.4%上昇した。下落したのは千葉県で、0.8%のダウン。埼玉県は横ばいだった。近畿圏は0.6%の下落となった。大阪府が0.4%、兵庫県が1.0%の下落で中心府県の雲行きが怪しい。京都府は0.1%、滋賀県は1.7%、奈良県は1.2%の上昇だった。
中部圏は0.3%上昇している。愛知県が0.5%、三重県が2.2%、静岡県が0.3%上昇した。岐阜県は2.5%の下落だった。
(画像はプレスリリースより)
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/WR201410.pdf