11か月ぶりに発売戸数が前年同月を上回る。契約率は9か月連続で70%超え
株式会社不動産経済研究所は近畿圏のマンション市場動向(2014年10月度)を発表した。それによると、2014年10月の近畿圏におけるマンション新規発売戸数は、前月比-22.0%、前年同月比+1.6%の1,427戸で、11か月ぶりに前年同月を上回る結果となった。
契約率は近畿圏平均が74.1%で、前月比-2.8ポイント、前年同月比-5.5ポイントと減少はしたものの、9か月連続で70%を超えており販売は好調を維持している。
地域別契約率は、大阪市部77.4%、大阪府下62.8%、神戸市部87.4%、兵庫県下50.0%、京都市部60.3%、京都府下68.4%、奈良県100%、滋賀県62.5%という状況で、大阪府、神戸市部、奈良県が高契約率となっている。なお、2014年11月の発売戸数は1,900戸程度と見込まれている。
戸当たり価格・平米単価ともに5か月連続で前年同月を上回る
1戸当たりの平均価格は近畿圏平均が前月比-7.5%、前年同月比+6.1%の3,587万円。2011年10月以降の最高値を記録した前月(3,877万円)から下落する形となったが、6か月連続で3,500万円以上を維持しており、前年同月比は5か月連続で上昇している状況だ。なお、平米単価は前月比-1.5%、前年同月比+3.4%の52.4万円で、戸当たり価格と同様に平米単価も5か月連続で前年同月を上回っている。
地域別の戸当たり価格は大阪市部3,286万円、大阪府下3,371万円、神戸市部3,484万円、兵庫県下6,313万円、京都市部4,561万円、京都府下3,972万円、奈良県3,018万円、滋賀県3,371万円となっている。
(画像はプレスリリースより)
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