品川エリアに新たなランドマーク
NTT都市開発、大成建設、ヒューリック、東京都市開発が共同で開発を進める「品川シーズンテラス」が6月4日、上棟を行った。「品川シーズンテラス」は品川駅から徒歩6分にある「芝浦水再生センター地区」に建築中の、地上32階建てのオフィスタワー。
地下に雨天時貯留池を設け、汚れた雨水が海に流れ込まないようにするとともに、広大な上部敷地を有効活用するための開発が進められている。
品川エリアは羽田空港へもアクセスしやすい上、リニア中央新幹線の始発駅や山手線の新駅の設置が決定するなど、東京の南の玄関口として、将来性の高い地域である。
「品川シーズンテラス」は品川エリアの新たなランドマークとなるべく、2015年2月の竣工を目指して開発が進められている。

自然との共生を目指すオフィスタワー
タワー中央に吹き抜け空間を設け、自然光と風を取り込むほか、大風量外気冷房システム、太陽光発電など自然エネルギーを活用し、環境への負荷を軽減するとともに、快適なオフィス空間を創り上げる。大規模地震に備え、国内最大級の免震構造を採用。停電や断水時でも利用者が安心して過ごせるように、非常時発電機は72時間稼働する。
また、建物周りに広がる開放的な緑地は、自然豊かな憩いの場であるだけでなく、「風の道」を確保して都市部の気温上昇の抑制にも貢献する。
品川エリアのランドマークだけにとどまらず、都市部におけるのオフィスビルの開発モデルになると期待される。
http://www.nttud.co.jp/news/detail/776.pdf