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英国不動産ファンドを組成、三菱商事株式会社

2014/1/9 08:00

英国でデットファンドを組成
三菱商事株式会社の100%子会社である英国のMC Asset Management Europeと、スイス最大手の金融機関であるUBS A.G.の100%子会社UBS Global Asset Management Ltd.は、共同で、英国市場においての不動産を担保にしたデットファンドを約140百万ポンド(約240億円)で組成した。なお、三菱商事株式会社は50百万ポンド(約86億円)出資している。

今後は人員派遣も行い、本ファンドの共同運用体制をサポートする予定だ。なおデットファンドとは、不動産を担保にした貸付のことだ。


三菱商事とUBS A.G.は2000年に三菱商事UBSリアルティ株式会社を共同で設立、国内有数のJ−REIT運用会社に成長した。

(画像はプレスリリースより)

英国不動産市場を発展させる
この両社の信頼関係を英国不動産市場において新たに発展させ、英国不動産市場に資金供給を行い、英国の不動産所有者と世界中の機関投資家とを仲介する、アセットマネジメント事業の一環だ。

これまで国内に集中してきた、アセットマネジメント事業の商品供給ソースを、海外に拡大する第一歩となるプロジェクトとなる。


英国不動産市場は海外投資家の比率が増加しており、特にロンドンの中心地区の優良物件の購入を選好、店舗、倉庫等を含めた商業用不動産の購入額は前年比50%近い増加となっている。また現時点の経済見通しでは、ロンドンのビジネス中心地区のみならず周辺地区の賃料も今後上昇すると予想されている。

このような環境の中、英国不動産デット市場は貸手保護の法制度が確立しており、透明性や流動性に優れている。しかし金融機関は、規制強化によって貸出を抑制しているため、資金の需給ギャップに直面している。そのため世界的な低金利が継続し、運用難となっている機関投資家のニーズに合致した商品組成が、可能であると考えている。

外部リンク

三菱商事株式会社 プレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/

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