1口当たり分配金13,281円
グローバル・ワン不動産投資法人は11月14日、「平成25年9月期 決算短信(REIT)」を発表した。平成25年9月期(第20期)の純利益は、12億8,500万円。8.3%の減益となった。1口当たり分配金は、13,281円である。
グローバル・ワン不動産投資法人の保有資産は、平成25年9月30日時点で、オフィスビル9物件、取得価額の総額は約1,569億円。当期において、新たな資産の取得・譲渡は行っていない。当期末時点のポートフォリオ全体の稼働率は88.7%となっている。

次期1口当たり分配金は19,000円の見込み
グローバル・ワン不動産投資法人は同日に、近鉄新名古屋ビルを184億円で譲渡することも発表した。名古屋では、平成27年(2015年)に名古屋駅前で複数の大型ビルが供給される、いわゆる「2015年問題」を控えており、今後の需給悪化が懸念されている。
近鉄新名古屋ビルは築20年を超え、最新性能を有する築浅物件との競争力が低下しており、さらに運営コストもかかるため売却を決定した。同じく築20年を超えている保有物件「スフィアタワー天王洲」についても、売却の検討を進めている。
次期の運用状況は、近鉄新名古屋ビル譲渡に当たり、35億円の売却益が出るが、2期に分割して売却するため、平成26年3月期に約23億円、平成27年3月期に約12億円の売却益を見込む。
売却が検討されているスフィアタワー天王洲の譲渡が決定した場合は、保守的に見積もっても13億円の売却損が想定されている。
営業収益ではフリーレントの解消による増収が見込めるものの、その一方で稼働率低下に等に伴う減収も予測されており、平成26年3月期の純利益は20億4,400万円、1口当たり分配金は19,000円となる見通し。
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グローバル・ワン不動産投資法人のプレスリリース
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