不動産時計で「賃料上昇の加速」期を移行中
ジョーンズ ラング ラサールは8月26日、「プロパティ クロック(不動産時計)2013年第2四半期」を発表した。これによると、東京のAグレードオフィス(=中心業務地区にあり、面積・建物の高さなど一定の水準を満たすハイグレードのオフィスビル)の賃料は小幅ながらも上昇。5四半期連続で上昇を維持している。
JLLリサーチ事業部長の赤城威志は
東京市場におけるAグレードオフィスの賃料は小幅ながらも継続的に上昇しています。本年上半期を終え、個人消費を中心に景気回復基調が鮮明になりつつあります。今後は「アベノミクス」の成長戦略に基づく各種施策を通じて、企業セクターの活発化が期待されますが、最新のプロパティ クロック(不動産時計)にもこれが表れています。(ニュースリリースより引用)
と述べている。

賃料の動きを時計に見立てた「プロパティ クロック」
プロパティ クロックとは、世界のオフィス賃料動向を示すジョーンズ ラング ラサール社独自の分析ツール。世界の主要都市の賃料動向を時計に見立てて「見える化」した情報を、四半期ごとに発表している。賃料の流れは「賃料下落の加速」→「賃料の底打ち」→「賃料上昇の加速」→「賃料の頭打ち」という4つのサイクルで変動するとの考えから、現在の賃料がサイクルのどこに位置するかを示すことで、世界主要都市の賃料動向を表す。
http://www.joneslanglasalle.co.jp/Japan/