首都圏の賃貸物件成約数
アットホーム株式会社が6月25日に、同社の全国不動産情報ネットワークにおいての、2013年5月期の首都圏の賃貸物件成約数・成約賃料について市場動向を発表した。埼玉県は、マンション・アパート、新築・中古を問わず好調であり、同4か月連続二ケタ増となっている。5月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は18,590件となっており、前年同月に比べると12か月連続のプラスであった。また増加率も10.1%となり6か月ぶりに二ケタであった。理由としては、成約の内の45%を占めている東京23区で大幅増となったことが大きな要因となっている。
また埼玉県においては、マンションやアパート、そして新築か中古かということを問わずに好調が続いているため、同4か月連続二ケタ増となっている。その一方で、神奈川県のアパートは、同4か月ぶりに減少に転じている。

新築アパートが好調
新築アパートの平均賃料としては、面積の拡大に続き同5か月連続の上昇となった。1戸あたり平均賃料としてはマンションでは、新築が前年同月に比べると3か月連続の上昇となっており、中古は同2か月連続の上昇となった。アパートでは、新築が面積の拡大に続いて同5か月連続の上昇となっているが、中古については変動はほとんどなかった。中古マンションは4エリアで下落しているのだが、これはシングル向きの成約が回復したことが原因である。また1平米あたり成約賃料の首都圏平均は、 賃貸マンションが2,586円となっており、前年の同月に比べると0.7%下落している。 賃貸アパートは2,173円となっており、2.7%下落した。1戸あたり成約賃料の首都圏平均は、 賃貸マンションが9.08万円となっており、前年同月に比べると2.8%上昇しており、賃貸アパートでは6.26万円で、1.1%上昇となった。
カップル・ファミリー向きの物件は好調が続いているのだが、 23区では前年の同月に比べると3か月ぶりに増加となっており、埼玉県では5割増となった。
http://athome-inc.jp/pdf/market/13062701.pdf