2013年2月度首都圏住宅市場動向
公益財団法人東日本不動産流通機構は、2013年2月度首都圏住宅市場動向を発表した。首都圏中古マンションの成約件数は3,316件であり、前年同月比は13.6%増し、6カ月連続で前年同月を上回った。また埼玉県以外の1都2県は2ケタ台で増加している。成約平米の単価は平均で38.68万円で、5カ月ぶりに下落した。成約平均の価格は2,531万円で2カ月ぶりに下落。 成約平均面積は65.44平米、平均築年数は18.80年。新規登録件数は14,159件で、3カ月連続で前年同月を下回った。しかし新規登録物件の平米単価は4カ月ぶりに上昇した。
首都圏中古戸建住宅の成約件数は1,051件で、前年同月比は10.3%増しており、2カ月連続で前年同月を上回り、増加率も2ケタである。都県別で見た場合には、埼玉県以外の1都2県で前年同月を上回った。成約平均価格は2,985万円で、再び上昇。土地面積は首都圏平均で144.64平米、建物面積は105.23平米。 平均築年数は19.88年である。新規登録の件数は5,365件で3カ月連続で前年同月を下回った。価格においては2カ月連続で下落した。

首都圏新築戸建ては大幅な増加
首都圏新築戸建住宅の成約件数は、533件ということで、前年同月比は34.3%増しである。この件数は9カ月連続で前年同月を上回っており、増加率も3割台で拡大した。1都3県が前年同月を上回っており、埼玉・千葉両県は大幅な増加であった。成約平均価格は3,301万円。土地面積は首都圏平均で114.43平米、建物面積は95.93平米。首都圏土地(面積100~200平米)の成約件数は433件と前年同月比は11.6%減である。前月に前年同月を下回ったのだが、2ケタ台の減少となった。都県別では埼玉県を除く1都2県が前年同月を下回った。成約平米単価は19.48万円、成約平均価格は2,783万円と両方2カ月ぶりに下落した。
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201302.pdf