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“屋根”を使った新しい賃貸住宅経営 10kW超PV搭載「BIGソーラー」、セキスイハイムが新提案

2012/7/26 12:00

大容量のPVで売電収益アップ
積水化学工業株式会社 住宅カンパニーは23日、賃貸住宅の新提案「BIGソーラー」(ビッグソーラー)を発表した。「BIGソーラー」は10kWを超える大型の太陽光発電システム(PV)を搭載する賃貸住宅。

「BIGソーラー」の最大の特徴は、10kW超のPVにより、不動産収入に売電収入を上乗せする“ハイブリッド経営”が可能になること。これにより、収益性の拡大が見込める。7月からは「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」がスタートしており、10kW以上のPVによる発電電力の買取価格は、1kWhあたり42円(40円+税)となっている(2012年度)。

また、「20年間全量買取」も利用することができ、大容量のPVは売電収入の増額が見込める。なお、「BIGソーラー」では、屋根全体にPVを設置することも可能となっている。

(プレスリリースより)
フレキシブルな売電プラン
売電方法には複数のプランがある。「全量売電」では、売電による収益はオーナーにすべて還元される。これにより、家賃+売電のダブルの収益を見込むことができる(買取期間20年、J-PEC(※)の補助金は使えない)。

「余剰売電」は、「入居者還元型」「オーナー還元型」の2通りが可能。「入居者還元型」では、発電した電力を入居者に配分、入居者が余剰電力を売電する。これにより、入居者は光熱費を削減できるため、家賃のアップも可能となる(買取期間10年、J-PECの補助金使用可)。

「オーナー還元型」は、オーナーが賃貸住宅の共用部や自宅で電力を使用、その余剰分を売電する(買取期間10年、10kW以下であればJ-PECの補助金使用可)。

積水化学では、売電による収益は、修繕積立金やリフォーム、さらには2棟目の賃貸住宅などにあてることができるとしている。また、余剰電力の異なるプラン同士の組み合わせも可能だという。

同社は、「BIGソーラー」を、家賃だけではない、
「屋根」も使った新しい賃貸経営

として、積極的に展開してゆく考えだ。


※J-PEC:太陽光発電普及拡大センター

外部リンク

セキスイハイム プレスリリース:太陽光発電付き賃貸住宅の強化について
http://www.sekisuiheim.com/info/press/20120723.html

J-PEC(太陽光発電普及拡大センター)
http://www.j-pec.or.jp/

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